オープニング・イベント 「さわひらき×テニスコーツ」

テニスコーツが、出品作家さわひらきの新作映像作品に即興で音楽をつけるライブ・パフォーマンスを行ないます。

[日時]
2010年2月6日(土)14:30~15:30
[会場]
水戸芸術館現代美術ギャラリー第1室
[出演]
テニスコーツ(音楽家)

※料金は展覧会入場料に含まれます。
※予約不要

プロフィール

テニスコーツ/Tenniscoats さや(ボーカル/キーボード)、植野隆司(ギター/サックス)によるバンド。1997年結成。
国内外のミュージシャンと地域性や音楽性の枠を超えたコラボレーションを行い、現地でアルバム制作やツアーを行っている。2009年は、パステルズ(スコットランド)との共作アルバム『Two Sunsets』、ローレンス・イングリッシュ(オーストラリア)のフィールドレコーディングによる、テニスコーツ『てんぽらちゃ』、旧グッゲンハイム邸にて合宿レコーディングをした、にかさや『ワンサマーハイム』、サンフランシスコ録音のわんわん『アオーン』を発表、それぞれの海外ツアーを行った。2008年には、アーティストさわひらきによる映像作品《Out of Blue》の音楽を、梅田哲也とともに制作。同メンバーで2009年Cafe Oto(英・ロンドン)にてライヴを行った。

2dayレクチャー「アートと映像—公共性をめぐって」

この2dayレクチャーでは、アートのための空間に限らず、生活の場や路上、インターネットなどさまざまな公共空間を領域として活動する実践的な表現者を招き、「公共性」という概念をキーワードに2日間にわたって講義とパネル・ディスカッションを行います。
1日目は、投稿動画やドキュメンタリー、テレビ、さらにはアクティビズムのツールとして活用される映像の近年における多様な表現について話します。2日目は、生活や社会と密接に関わる表現や実践について話し、公共空間に設置される彫刻という意味での従来の「パブリックアート」とは異なり、行為や活動としてのアートに見られる公共性について議論します。
この2dayレクチャーは展覧会「リフレクション―映像が見せる“もうひとつの世界”」とともに、美学や美術史だけでなくメディア論や社会学を含めた広範な視点からアートについて考えるものです。
※尚、展覧会をご覧いただいた上でのご参加をお勧めします。

[日時]
2010年4月10日(土)・11日(日) 各日13:30~17:40
[会場]
水戸芸術館現代美術ギャラリー内ワークショップ室
[講師]
●10日 詳細
レクチャラー/パネリスト: 宇川直宏(美術家・自称「メディア・レイピスト」・VJ・DJ等)
佐藤零郎・張領太(NDS[中崎町ドキュメンタリースペース]メンバー)
森達也(映画監督・ドキュメンタリー作家)
モデレーター: 佐藤博昭(教員ビデオ作家・東京ビデオフェスティバル審査委員)
●11日 詳細
レクチャラー/パネリスト: 坂口恭平(建築探検家)
藤井光(美術家・映像ディレクター)
ジェレミー・デラー(美術家)
モデレーター: 毛利嘉孝(社会学者・東京藝術大学准教授)
[定員]
各日80名(先着順・予約不要)
[主催]
財団法人水戸市芸術振興財団
[助成]
公益信託タカシマヤ文化基金、グレイトブリテン・ササカワ財団、ブリティッシュ・カウンシル
[企画]
竹久 侑(水戸芸術館現代美術センター学芸員)

※料金は展覧会入場料に含まれます。

Chim↑Pomによる上映会+トーク

出品作家Chim↑Pomの≪サンキューセレブプロジェクト アイムボカン 完全版≫を上映し、作家本人が自身の活動について語ります。

[日時]
2010年5月5日(水・祝)14:00~16:00
[会場]
水戸芸術館現代美術ギャラリー内ワークショップ室
[定員]
80名(先着順)

※料金は展覧会入場料に含まれます。
※予約不要

高校生ウィーク連動ワークショップ 「放送部!」

当館恒例の教育普及プログラム「高校生ウィーク」と連動して、高校生を対象とした長期映像ワークショップを開催します。番組制作に関わるさまざまな実践者によるレクチャーを通して、高校生参加者が、本展の出品作品などを題材に自分たちの番組をつくり発表します。情報発信者となることで、高校生が自らの視点でメディアとアートにふれるワークショップです。

[活動期間]
2009年12月~2010年3月
[会場]
水戸芸術館現代美術ギャラリー内ワークショップ室など
[顧問]
五嶋英門(美術家)
竹久侑(当館学芸員)
[講師]
山崎一希(茨城放送ディレクター)
藤井光(美術家・映像ディレクター)
佐藤博昭(教員ビデオ作家・東京ビデオフェスティバル審査委員)

→放送部! の活動はこちら

キュレーター・トーク

本展を企画した学芸員が展覧会について語ります。

[日時]
2010年3月20日(土)14:00~15:00

※参加ご希望の方はギャラリー入口にお集まりください。料金は展覧会入場料に含まれます。


[教育普及プログラム]

高校生ウィーク2010

毎年恒例の高校生および同世代のための展覧会無料月間を今年も設けます。

[期間]
2010年3月3日(水)~4月4日(日)
[招待対象]
高校生または15歳から18歳の方

※学籍または年齢が証明できるものをお持ちください。

高校生ウィークカフェ

高校生ウィーク期間中、ギャラリー来場者は誰でも利用できるカフェ+交流スペースを開設し、その運営を高校生、大学生を中心とした世代が担います。

[期間]
2010年3月3日(水)~4月4日(日)
[開場時間]
平日15:00~18:00
土・日・祝13:00~18:00
[会場]
水戸芸術館現代美術ギャラリー内ワークショップ室

高校生ウィーク「ブカツ」

高校生ウィークに向けて、2009年12月より「ブカツ」がはじまりました。
アーティストをはじめとするさまざまな人々とともに4つのワークショップを4ヶ月にわたり行ないます。

[活動期間]
2009年12月~2010年3月
放送部! リフレクション展連動企画。 →放送部の活動はこちら
書く。部 4回目となる「高校生のための高校生によるギャラリーガイド」作成企画。
写真部 撮った写真でフォトブックとカードを作成。カードはミュージアムショップで販売します。
サステナ部 名称はサスティナビリティ(持続可能性 sustainability)から。
さまざまな問題を抱える私たちの環境・社会の問題を「対話」をキーワードに、ゲームを通じて探ります。

ウィークエンド・ギャラリートーク

CACギャラリートーカーとともに展覧会を鑑賞します。

[日時]
2010年2月20日(土)~5月9日(日)
毎週土・日曜日 各日14:30~(約40分)
ただし3月20日(土)、 4月10日(土) 、11日(日) 、5月5日(水・祝) は除く。
※料金は展覧会入場料に含まれます。

託児付ギャラリートーク

お子さんを預けてゆっくりと展覧会をご鑑賞ください。(未就学児対象)
鑑賞後はお子さんと一緒に高校生ウィークのカフェでおくつろぎください。

[日時]
2010年3月26日(金)10:00~11:00/13:00~14:00
[参加費]
500円(託児料金/1家族)
[定員]
各回10家族(要電話申込・先着順)

※お預かりできるお子様は月齢6ヶ月以上となります。
※参加費とは別に、展覧会入場券が必要です。
※リフレクション展は映像作品が多いため、「赤ちゃんと一緒に美術館散歩」はお休みします。


お問合せ・お申込

水戸芸術館現代美術センター
TEL:029-227-8120

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2Dayレクチャー「アートと映像―公共性をめぐって」

Day1:映像―公共性をめぐって

2010年4月10日(土)


1限目 13:30

宇川直宏「WEB上に膨張しつづける果てなき映像宇宙」

2限目 14:25

佐藤零郎・張領太(NDS[中崎町ドキュメンタリースペース])「カメラというツール―アクティビズムの現場から」

3限目 15:20

森達也「マスコミ、ドキュメンタリー、アート―それぞれの役割」

4限目 16:10

パネル・ディスカッション「映像の力」
・モデレーター:佐藤博昭
・パネリスト:宇川直宏、佐藤零郎・張領太(NDS[中崎町ドキュメンタリースペース])、森達也

閉会 17:40

※講義内容は変更になる場合もありますのでご了承ください。

プロフィール

宇川直宏
宇川直宏 ※本展出品作家

1968年生。現代美術家/自称「メディア・レイピスト」/VJ/DJ/デザイナー/文筆家/アートディレクター/京都造形大学情報デザイン学科教授。
既成のファインアートと大衆文化の枠組みを越境する全方位的な活動を展開。1998年にサンフランシスコより帰国以後、バービカンアートギャラリー(ロンドン)と東京オペラシティアートギャラリーでの『JAM展』を皮切りに様々なグループ展に出品。アルスエレクトロニカ、レスフェストなどの国際デジタルフィルムフェスティバルでの受賞も多い。気鋭・各界の巨匠とのコラボレーションが多く、手がけたアートディレクションはボアダムズからブルガリまで、VJ共演はジェフ・ミルズからメルツバウまで、執筆はニコラ・テスラ概論から石立鉄男研究までと多岐にわたる。

NDS[中崎町ドキュメンタリースペース]
NDS[中崎町ドキュメンタリースペース]

会社員、フリーター、学生など年齢や職種の異なる若手ドキュメンタリー作家らが集う映像批評空間。2007年4月、大阪市北区中崎町の一角に、映画監督 原一男による講座「ドキュメンタリーする快楽」(大阪朝日カルチャーセンター)の受講生らが集まり、それぞれの作品の完成を目指して互いに批評するようになり、次第に現在名でスペースを呼ぶようになる。そこから生まれた作品として、張領太(1983年生)の《中村のイヤギ》が2009年広島映画祭に招待、また佐藤零郎(1981年生)の《長居青春酔夢歌》が2009年山形国際ドキュメンタリー映画祭アジア千波万波部門に入選。現在は、メンバーの協働で新作を製作中。2010年春に移転予定。

森達也
森達也

1956年生。映画監督/ドキュメンタリー作家。
1998年オウム真理教の荒木浩を主人公とするドキュメンタリー映画《A》を公開、各国映画祭に出品し海外でも高い評価を受ける。2001年、続編《A2》が山形国際ドキュメンタリー映画祭で特別賞・市民賞を受賞。以降、執筆を続けながら、フリーランスのディレクターとして《放送禁止歌》《ドキュメンタリーは嘘をつく》等テレビ・ドキュメンタリーの制作も並行する。著書に『世界はもっと豊かだし、人はもっと優しい』(晶文社 2003)、『世界が完全に思考停止する前に』(角川文庫 2004)、『下山事件』(新潮社 2004)、『ご臨終メディア』(集英社新書 2005)、『神さまってなに?』(河出書房新社 2009)、『きみが選んだ死刑のスイッチ』(理論社 2009)等多数。

佐藤博昭
佐藤博昭

1962年生。教員ビデオ作家/日本工学院専門学校、日本大学芸術学部映画学科、武蔵大学社会学部非常勤講師/東京ビデオフェスティバル審査委員/日本映像学会理事。日本大学芸術学部映画学科卒業。1986年より極私的ビデオ制作を続ける。1997年自ら作品上映の場を作ろうと開始した上映会「無礼講にする」は、個人映像作家のための定期的なイベントとなる。また農業情報チャンネルを通じて地域ビデオリポーターの育成に関わるほか、映像教育セミナー、ワークショップを精力的に行う。共著書に『スーパー・アヴァンギャルド映像術』(フィルムアート社 2002)、『ドキュメンタリーの挑戦』(森話社 2006)、『戦うビデオカメラ~アクティビズムから映像教育まで』(フィルムアート社 2008)等。

2Dayレクチャー「アートと映像―公共性をめぐって」

Day2:アート―公共性をめぐって

2010年4月11日(日)


1限目 13:30

坂口恭平「日常の創造的実践―0円ハウス0円生活が見せるもの」

2限目 14:25

藤井光 「アクションはアートか?“アート”はアートか?」

3限目 15:20

ジェレミー・デラー 「自作について―ストリートと協働の視点から」 ※逐次通訳付き

4限目 16:25

パネル・ディスカッション「美術と市民」 ※逐次通訳付き
・モデレーター:毛利嘉孝
・パネリスト:坂口恭平、ジェレミー・デラー、藤井光

閉会 17:40

※講義内容は変更になる場合もありますのでご了承ください。

プロフィール

坂口恭平
坂口恭平

1978年生。建築探検家。
早稲田大学理工学部建築学科卒業。「建築物」の視点から都市空間における路上生活者の家をフィールドワーク調査する。写真集『0円ハウス』(リトル・モア 2004)でその活動が主に国外で認められ、2006年カナダのヴァンクーバー・アート・ギャラリーで展覧会を開催。2007年には『World Social Forum Nairobi 2007』(ケニア)で展覧会とワークショップを行ったほか、2009年には『坂口恭平 熊本0円ハウス展』(熊本市現代美術館)で、当地で手に入る0円の材料を使って、1週間で美術館内に家をつくるワークショップ型の展覧会を行った。著書として『TOKYO0円ハウス0円生活』(大和書房 2008)、『隅田川のエジソン』(青山出版社 2008)、『TOKYO一坪遺産』(春秋社 2009)等がある。

藤井光
藤井光 ※本展出品作家

1976年生。美術家/映像ディレクター。
パリ第8大学 美学・芸術 第三博士課程DEA卒。1995年渡仏。フランスでメディア・アーティストとして活動を始めるが、2005年帰国以降、現代日本の社会政治状況を直截的に扱う表現活動へと転換。社会運動と芸術の関わりについて制作と研究を行っている。市民メディアセンターMediRの講師や、高校生・派遣労働者らを対象にした映像ワークショップを通して映像メディアの民主化に努める傍ら、NPO法人記録と表現とメディアのための組織[remo]の東京支部を協働運営、レクチャーやトークでの登壇も多い。『吉原治郎賞記念アートプロジェクト』(大阪府現代美術センター 2007)、『POINT展:日韓若手アーティスト・批評家交流展覧会』(ソウル2008、京都2009)等に出品。

ジェレミー・デラー ※本展出品作家
ジェレミー・デラー ※本展出品作家

1966年生。美術家。
一般市民を含む様々な人びとの恊働と参加で成立するプロジェクトを各地で展開。主流よりも「周縁」にある文化や人びとをテーマに扱う。代表作《オルグレーヴの戦い》(2001)は、英国現代工業史において重要な1984年の炭鉱労働者と警察との衝突を、史実再現専門家と映画監督との協働によって、当時の労働者と警察を含む800人以上の一般人の参加によって再現し映像作品とする。2004年には、ジョージWブッシュ前米国大統領の故郷であるテキサス州クロフォードと近隣ウェイコでの宗教団体ブランチ・ダビディアン事件についてのドキュメンタリーをもとにしたインスタレーション《記憶のバケツ》(2003)でターナー賞受賞。イギリスを代表する現代美術家の一人。

毛利嘉孝
毛利嘉孝

1963年生。東京藝術大学准教授/社会学者/文化研究者。
ロンドン大学ゴールドスミス・カレッジにてPh.D.(社会学)を取得。専門は社会学と文化研究。特に音楽や現代美術、メディアなど現代文化と都市空間の編成や社会運動をテーマに批評活動を行う。著書に『文化=政治―グローバリゼーション時代の空間叛乱』(月曜社 2003)、『ポピュラー音楽と資本主義』(せりか書房 2007)、『はじめてのDiY—何でもお金で買えると思うなよ!』(ブルース・インタアクションズ 2008)、『ストリートの思想―転換期としての1990年代』(NHKブックス 2009)等。共著書に『カルチュラル・スタディーズ入門』、『実践カルチュラル・スタディーズ』(上野俊哉との共著、ちくま新書2000、2002)等。